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認識精度向上のポイント

マイク環境を改善する

1.集音マイクを利用する

PC内蔵マイクを使用した時に比べ、集音マイクを使用するほうがより高い認識精度が期待できます。
さらに指向性(音を拾う向きのこと)のあるマイクを使用すればより綺麗な音を録れます。

マイクの種類認識精度
YAMAHA YVC-1000(指向性有)93.88%
ICレコーダー(無指向性)68.24%
PC内蔵マイク(無指向性)63.51%

おすすめマイクのフローチャート

※あくまで推奨のため録音環境に適したマイクをご使用ください

※ グースネックマイク/ハンドマイク・・・オーディオテクニカ「ATUC-50 SERIES」など
※バウンダリーマイク・・・YAMAHA YVC-1000 / Beyerdynamic SPACEMAXなど

2.正しい距離で利用する

マイクと口元の距離を適切にすることで認識精度を高めることが可能です。
口元から1m以上離れている場合、認識率は著しく落ちてしまう傾向にあります。

マイクと口元が近すぎると音割れ等が発生し、認識率が落ちる場合があります。

マイク距離別の認識精度比較表

録音環境認識精度
至近距離75.37%
30cm85.45%
1m82.46%
2m74.63%
3m68.66%

雑音や障害物を減らす

録音時は雑音が多い環境を避けましょう。雑音を少なくすることで認識精度をより高くすることが可能です。
また、マイクデバイスと口元の間に障がい物があると、 認識精度が下がってしまうことがあります。
PC画面の向こう側にICレコーダーを置いてしまい、きれいに音声が録れなかった…という事例もあります。

録音環境認識精度
障害物・雑音なし92.46%
雑音あり54.85%
障害物あり(パーテーション)50.00%

話し方を工夫する

大きな声でハキハキと話す方が認識精度は高くなります。
一般的に語尾は声が小さくなりやすいため、語尾だけ上手く認識できないケースもありますので意識してみましょう。

話し方認識精度
はきはきと話す96.31%
はきはきとメリハリのある話し方をすると、認識精度は良くなります。
一人の環境で話す90.46%
一人でラフに話す場合は、認識精度は概ね良好です。
複数人で話し合い64.33%
他の人と同時に話してしまうと、音声を分けて録音できない場合は認識精度は下がります。

単語登録機能を活用する

ProVoXTには単語登録機能があります。
音声認識辞書では正しく文字起こしできない単語を、正しい表記で文字起こしするための機能です。
詳しくは「単語登録とは」をご確認ください。

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